イベント - 2021-2022年度

2021-2022年度のイベント まとめ

2021-2022年度は、パンデミックで停止していたイベントがほぼ通常の形で再開されました。

2021年

  • 書店「Chroniques」でサイン会 / 2021年9月 (フランス・カシャン)
    サイン会 - カシャン 2021 2年ぶりにパリ郊外カシャンの書店 Chroniques でサイン会を行いました。 ウィンドウを「動物シリーズ」でにぎやかにディスプレイしてくださいました。
    Librairie Chroniques, 19 rue Camille Desmoulins 94230 Cachan


  • ガヤックの児童書とバンド・デシネのフェアでワークショップとサイン会 / 2021年10月 (フランス・ガヤック)
    ブックフェア - フランス・ガヤック 2021 フランス南部のトゥールーズに近い、ガヤックで開かれたブックフェア Festival du livre à Gaillac に参加しました。
    2021年度のプログラム:Festival du livre 2021(PDF)
    パリから列車で最速でも6時間の場所にあるため、水曜に到着して月曜の朝に出発という珍しいスケジュールでしたが、 思いのほか日曜の夜にゆっくりできてよかったです。 木・金曜はガヤック近郊の幼稚園と小学校をまわってワークショップを行い、熱心な先生と子どもたちが多かったことや、 日本人のお子さんがいるクラスに伺えたことなどが印象に残りました。 土・日曜はフェア会場でサイン会とワークショップ。幼稚園で出会った子どもたちがたくさん来てくれました。 ただ、サインを頼まれた数が多すぎて終わらなかったため、ホテルに持ち帰って夜な夜なサインするというハプニングもありましたが…。

    そしてこのガヤックのブックフェアでもっとも大きなできごとは、フェア主催の幼児図書賞に 「ひつじのびようしつ Au salon de coiffure de monsieur Mouton」がノミネートされたことでした。 他の2つのノミネート作品とともにガヤック市の読書コンクールに参加、子どもたちの投票によって順位が決まり、 1位になれば舞台化されるというものです。結果発表は2022年2月。
    ほかにもこのフェアでたくさんの作家と知り合えたり、ガヤックのワインセラー見学や市内散策などを楽しんだりと、盛りだくさんでとても思い出に残るフェアでした。
    公式サイト:Festival du livre à Gaillac


  • ブリーヴのブックフェアでワークショップとサイン会 / 2021年11月 (フランス・ブリーヴ)
    ブックフェア - フランス・ブリーヴ 2021 2016年2018年に続いて3度目のブリーヴのブックフェア Foire du livre de Brive 参加でした。
    木曜夜にフェア指定の駅前ホテルにチェックイン、金曜は近郊でワークショップ、土・日は会場でサイン会とワークショップ、 毎度の食事はフェア事務局から配られた食券を握りしめて作家仲間と市内のレストランへ・・・というところは前回までと同じでしたが、いくつか異なる点がありました。 今回は全国的に秋休みの期間中だったので、ワークショップは学校ではなく学童保育を行なっている文化センターへ行ったこと(みんなで飾り付けをバッチリ準備してくれていて感激!)。 また、ブリーヴのブックフェアはフランス国内で2番目に規模が大きく、毎年多数の来場者でごった返しますが、今回は「密」を避けるために一般書と児童書・バンド・デシネの会場を分けてあったことなど。 それでも知り合いの作家との再会や、名前だけずっと知っていた作家と初対面し一緒に食事に行くなど楽しみが多く、やっぱりブックフェアはいいなぁとしみじみ感じました。
    公式サイト:Foire du livre de Brive


2022年

  • リモージュのブックフェアでワークショップとサイン会 / 2022年5月 (フランス・リモージュ)
    ブックフェア - フランス・リモージュ 2022 「リモージュ焼き」で世界的に知られている磁器の町リモージュで毎年開かれるブックフェア Lire à Limoges に参加しました。
    木曜に現地入り、金曜は現地の幼稚園をまわってワークショップ、土・日にフェア会場でサイン会とワークショップという、いつものメニューです。 金曜のワークショップは1日に4つの幼稚園を駆け足でまわったため、 もうちょっと1クラスごとに時間を取りたかったと思いました。
    土・日に300人超の招待作家のサイン会が開かれたフェア会場は、リモージュ駅前の大きな公園内に設置された巨大な仮設展示場で、 とても活気がありました。 作家は久しぶりに再会した友だちもいれば、初めて出会った人もいて、4日間楽しく過ごしました。 また、パリに戻る列車はフェアの貸切車両だったので、親しくなった仲間たちと一緒に配られたお弁当を食べながら お互いの絵本を見せ合って感想を言い合ったことも、いい思い出になりました。 公式サイト:Lire à Limoges


  • 『ひつじのびようしつ』舞台化 / 2022年7月 (フランス・ガヤック)
    メディア - ひつじのびようしつ舞台化 2022 メディア - ひつじのびようしつ舞台化 2022 2021年10月のガヤックのブックフェアで幼児図書賞にノミネートされていた『ひつじのびようしつ』が、 子どもたちの投票の結果1位をいただいたので、 2022年6月に劇団 Les Pieds Bleus により 舞台化されました。
    私は7月の追加公演の際にガヤックに行き、実際の舞台を観ることができました。
    会場はガヤック市のホールで、その日は市内の複数の幼稚園から子どもたちが観に来ていました。 出演者は3人で、コメディエンヌのエレーヌ、ダンサーのレティテャ、そして主役のひつじをミュージシャンのトーマ。 原作どおりキックボードに乗ってヒツジたちが登場すると客席の子どもたちは大爆笑、 でも実際に働くのはアシスタントのレティシャで、ひつじのトーマは楽器演奏とBGMを担当、 個性豊かな動物たちをエレーヌ、と3人の役者の特性をうまく生かしたアレンジがされていました。
    キッチュな70年代風の舞台装置に見惚れ、シャンプー・カットなど美容テクニックを表現するアイディアに感心し、 3人の息のあった掛け合いに夢中になり、あっという間に30分経ち終演となりました。 とても楽しい演出で、夢のような時間でした。
    結局午前と午後の公演を観て、合間のランチも劇団の3人とご一緒させていただき、 制作にまつわる小話をたくさん聞くことができました。 今後ツアーも検討中とのこと。

    そして今回は一泊二日の一人旅だったので、夏のガヤックでのんびりと過ごすことができました。 劇団 Les Pieds Bleus の3人、ガヤックのブックフェア事務局、 そして投票してくれた子どもたち、ありがとう!!
    ガヤックの幼児図書賞:Prix du livre Petite enfance