ブックフェア - ブリーヴ 2016

ブックフェア - ブリーヴ 2016

ブックフェア : ワークショップ・サイン会 | 2016年11月 | ブリーヴ=ラ=ガイヤルド (フランス・アキテーヌ)

Foire du livre de Brive 2016

サイト:Foire du livre de Brive

map Brive

2016年11月、パリのブックフェアに次いでフランスで2番目に大きな文学行事と言われている、ブリーヴのフェアに参加しました。 ブリーヴはパリから列車で4時間半、リモージュ焼きで知られるフランス南南西部リモージュよりさらに90キロほど南下したところにあり、鴨やフォアグラの名産地でもあります。

他のブックフェアと同じように、前日の夕方に現地入り。 翌日はブリーヴ市内の幼稚園3箇所をまわって、年少・年中組の4クラスでワークショップを行いました。 1クラス1時間という短い時間で、まだ筆記具を使って絵を描いたことがない3歳児も含まれるということだったので、短時間で簡単に完成するものを…と考えたのが、 絵本「おとしものあずかりしょ」にちなんだ「どうぶつのおとしもの ぬり絵カード」。 何かが足りない動物の絵に、足りないものを描き加えたり色を塗ったりするというもので、子供たちには自由に仕上げてもらいました。 夕方にフェア会場で2時間ほどサイン会を行ったあと、夜は仲良くなった絵本作家さん3人と旧市街のレストランへ。
土・日は朝から晩までフェア会場でサイン会です。児童書ブースのお隣の小説ブースでは著名な作家が多数サイン会に参加するとあって、会場はたくさんの来場者とマスコミで溢れていました。 政治家も視察に訪れたため警備が重厚で物々しい雰囲気ではありましたが、うわさ通りとても活気のあるフェアでした。(会場の写真は人が少ない時にしか撮ることができませんでしたが…) 個人的には、友人作家に再会できたことや、高校生の娘に頼まれてたくさんの小説を買い求め、小説家のかたがたとお話しできたのはうれしい出来事でした。

そして、地方のブックフェアのお楽しみといえば、ほかの作家さんたちとのおしゃべりと、現地でのお食事です。 多くの場合はフェア側が用意したレストランに作家全員が連れて行かれて同じメニューをいただくのですが、このフェアではブリーヴ市内のレストランリストとお食事券が作家に配られ各自好きな店でランチとディナーをとるというスタイルでした。 私は親しくなった児童書作家さん、編集者さんたちと一緒にいろんなレストランに行きました。特にさまざまな調理法で味わう鴨料理はどれも繊細で絶品!今まで食べた鴨の中で一番美味しかったのは間違いありません。

活気あるブックフェア、作家仲間と楽しむ地元の美味しいお料理。今回のブリーヴで、また良いフェアの思い出が1つ増えました。